一般的なペン習字や毛筆書道では、
筆圧の加減(力の強弱)によって線の太さをコ
ントロールするのが主流です。
しかしカリグラフィーにおいて、
力を込めて無理に強弱をつけようとすることは
手元のブレや線の乱れを引き起こす大きな原因になります。
文字の美しいメリハリは腕や指の力加減ではなく、
ペン先の構造と運筆の方向によって自然に生まれるものです。
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ファウンデーショナル体を書く上で最も重要となる絶対ルールが、
ガイドラインに対してペン先(刃面)の角度を
常に30度に保持することです。
筆記中に手首や指先をひねらず、ペン先の角度を30度に固定したまま
紙の上を滑らせることで、ブレのない均一で美しいストロークが生まれます。
平らなペン先(スクエアニブ)を30度に保ったまま
真下へ引き下ろすと最も太い線(太線)になり、
横方向へ滑らせると引き締まった細い線(細線)になります。
力を加える必要は一切なく、角度を固定した状態で
ペンの移動方向を変えるだけで、線の太さが自動的に切り替わります。
平ペンの構造特性を活かし、一定の保持角度(30度)
を守って運筆するだけで、文字の中に自然なコントラスト(
線の抑揚と立体感)が美しく立ち現れます。
感覚や手技だけに頼らず、道具の特性と論理的なルールを
味方につけることで、初心者でも再現性の高い洗練された文字
を書くことができます。